デリケートゾーンの黒ずみにワセリンってどうなの?使うならこんな時!
軟膏として世界的に有名なワセリンですが、デリケートゾーンの黒ずみにどのような効果があるのでしょうか?
今回は、ワセリンはデリケートゾーンの黒ずみに効果があるのか、デリケートゾーンにワセリンを使うならどんな時がいいのかをまとめてみました。
ワセリンとは
ワセリン(Vaseline)は世界各地で親しまれている軟膏のひとつで、「石油から得た炭化水素類の混合物を脱色して精製したもの」とされています。簡単に言うと「皮膚を覆って乾燥や外部の刺激から守るためのクリーム」で、保湿クリームや黒ずみ・においケアクリームなどの原材料としても使われているんです。
また、純度の違いによって「白色ワセリン」や「黄色ワセリン」、「プロペト」などの種類に分けられ、日本では主に医療用として白色ワセリンがよく使われています。とくに、日本薬局方の「白色ワセリン」がよく知られていますね。
デリケートゾーンの黒ずみにワセリンを使うと…
それでは、デリケートゾーンにワセリンを使うのってどうなんでしょう?黒ずみに効果はあるのでしょうか?
結論を言うと、「デリケートゾーンに使っても安全だが、肌を保湿・保護する効果しかない」です。デリケートゾーンにバリアを作るイメージですね。
言ってしまえばワセリンは原材料(基剤)のひとつなので、赤ちゃんでも使えるほど安全性が高いとは言われていますが、守る働きしかないため、黒ずみを薄くしたり消したりするような効果はないんです。
実際にワセリンをデリケートゾーンに塗ってみるとわかりますが、ただただデリケートゾーンを覆っているだけという感じで、美白成分が肌に浸透したりとか、肌のターンオーバーを促したりとか、黒ずみに効くような働きはありません。
ただ、ワセリンには肌を保湿・保護する効果があるので、ワセリンを塗ってデリケートゾーンの乾燥を防いだり、下着や生理用品による摩擦を抑えることで黒ずみの予防につながります。
とは言っても、ワセリンを塗っても黒ずみの根本的な解決にはいたらないので、黒ずみ解消目的でワセリンを使うのは正しくありません。
デリケートゾーンにワセリンを使うならこんな時
デリケートゾーンの黒ずみケアにワセリンを使っても意味はありませんが、黒ずみを予防するためのケアクリームとしてはオススメです。
乾燥肌の方や乾燥しやすい季節に
ワセリンには保湿効果があるので、デリケートゾーンが乾燥するのを防ぐことができます。
デリケートゾーンが乾燥してしまうとかゆみやかぶれ、炎症などのトラブルが起こりやすくなってしまい、それによってデリケートゾーンが刺激されて黒ずみの原因にもなってしまうので、ワセリンを塗ることによる”保湿”は黒ずみの予防にもつながるんです。
ただ、あくまでデリケートゾーンの表面を保湿するだけで、デリケートゾーンの内側から保湿を促すように働きかけるわけではないので、”ワセリンを塗っている時だけ”の限定的な効果ということになります。
下着や生理用品、股ずれによるこすれ防止に
また、デリケートゾーンの表面を覆って外部からの刺激を抑える効果があるので、皮膚と皮膚、皮膚と衣類などによる摩擦を軽減することができます。
デリケートゾーンの黒ずみは外部からの刺激によってメラノサイトが活性化し、それによって生成されたメラニンが色素沈着することでできてしまうので、そもそもの原因となる”刺激”や”摩擦”をワセリンによって軽減することで、黒ずみの予防につながりますよね。
ワセリンをVラインに塗っておけば、パンツの締め付けによる刺激や生理用品・股ずれのこすれによる摩擦を少なくすることができるので、こすれ防止による黒ずみ対策に効果的です。