デリケートゾーンにニキビができた!5つの正しい対策法と見分け方は?
デリケートゾーンにできるニキビって痛いですよね。
顔にできるニキビと違って常に下着とスレて痛いですし、普段からデリケートゾーンをマジマジと見ることはないので、知らずに洗ってる時に「ガリッ」とひっかいてしまうことも…。
こういったニキビを早く治す方法とか、ニキビと見間違えやすい病気や症状も紹介しています。
デリケートゾーンのニキビを治す対策法5選
デリケートゾーンにできたニキビは、基本的にデリケートゾーンの環境を正常にして放置するのがオススメです。
一般的な対策法を5つにまとめてみたので、ぜひ実践してみてください。
【対策法1】なるべく刺激しないようにする
刺激をゼロにすることはできませんが、必要もなくニキビをさわったり、締めつけの強いショーツをはかないようにしましょう。ちなみにニキビをつぶすのは絶対にNGです。
たまった膿を出してしまえば、痛みが治まることは事実ですが、一度ニキビを傷つけてしまうと、そこから細菌が入り込み炎症をおこしたり、ニキビから出てきた分泌液がまとわりつき悪化する可能性があります。
なにより、つぶしてしまうとニキビ跡になりやすくケアするのに余計に手間がかかることになりかねません。
【対策法2】ムレないようにする
通気性の悪い下着をはいてたり、アンダーヘアの手入れをしてないと湿気がこもりやすくなってしまいます。
ムレたデリケートゾーンは雑菌の温床になるため、生理中とかは常にニキビができやすい環境にさらされてるということですね。
対策方法として、生理中はナプキンを3時間おきくらいに変えて、普段からムレにくい天然素材の下着をはくようにしましょう。黒ずみ予防にもいい下着の選び方については下の記事にまとめています。
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また、アンダーヘアをツルツルにすると、今度は逆に刺激をダイレクトにうけてニキビの原因になりかねません。なので私のオススメは短めにカットして、ごわついてるなら専用トリートメントでケアするのがベストかなと考えてます。
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【対策法3】汚れは慎重かつていねいに洗い落とす
当たり前かもですが、デリケートゾーンの「恥垢」「汗」「尿」といった汚れはしっかり洗い流しましょう。清潔にたもつことで、ニキビ予防や拡大防止にもつながります。
1つ注意点として、他の記事でもよく話してますがデリケートゾーンの洗いすぎにだけは気をつけましょう。
デリケートゾーンの正しい洗い方については、下の記事でまとめてるので知らない方はぜひ一度目を通してみてください。
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【対策法4】保湿する
デリケートゾーンを適度に保湿することで、いわゆるお肌のバリア機能を高めることができ「乾燥対策」と「下着などによる刺激の軽減」が期待できます。
乾燥はニキビの原因である皮脂を余計に分泌してしまうため、ムレと同じくらいデリケートゾーンにとって悪い環境を作ってしまってることになります。
偏見かもですが、そもそもデリケートゾーンの保湿をやってる方って少ない気がします…。確かにデリケートゾーンの悩みがなければ別に保湿しなくてもいいのですが、ニキビが出来がちな人は保湿をぜひやってみてください。「におい」「黒ずみ」対策にも良いのでいいことづくめです。
下記で紹介してるオロナインにも多少の保湿効果はありますが、殺菌力が強いのでデリケートゾーンを全体的にケアするのは向いてません。
理想なのは普段使ってる低刺激のボディークリームを使うか、私がやってるようなデリケートゾーンの専用石鹸を使うことくらいです。これでも全然違いますよ!
【対策法5】オロナインをぬる
ニキビケアで馴染みのあるオロナインですが、粘膜部分でなければデリケートゾーンにも使うことができます。
ただ、ニキビの進行度や状況など、まとめると下記に該当するような人は、オロナインを使わないよう注意しましょう。あくまで初期段階のニキビにしか効き目がないという点はポイントになるかなと思います。
- デリケートゾーンがカブれてる
- 粘膜まわりにできたニキビ
- パンパンに膨れた重度のニキビ
オロナインの禁忌として、「膣」や「口腔」といった粘膜に使うと「悪心」「めまい」「呼吸困難」といったキツめの副作用が起こることが報告されています。そもそも粘膜あたりのデキモノはニキビではないと思うので、別の症状という線で考えるようにしましょう。
また、カブれたところにオロナインを塗ると、ニキビよりカブれのほうが悪化してしまう可能性があります。
それ本当にニキビ?間違いやすい症状とは
ここまでデリケートゾーンにできる一般的なニキビの対策法を紹介してきましたが、デリケートゾーンには性病などふくめ色々な「できもの」や「吹き出物」ができやすい場所です。
基本的な見分け方として、「赤み(炎症)」がなかったり「かゆみ」があればニキビではなく別の病気や症状と考えて問題ないでしょう。
というわけで、ニキビと間違われやすい症状やできものを紹介したいと思います。
広範囲にいくつもなら「毛嚢炎」
「毛嚢炎」はデリケートゾーンだけでなく、お尻にもできることのある病気の一種で、私が調べるかぎりだと一番ニキビに似ています。
特徴として、毛穴を中心に広範囲にわたってニキビのようなものができ、基本的には赤いのですが状況によっては白ニキビのように中心部分が白くぷっくりすることもあります。軽度のものは「できもの」ではなくアザのように炎症が広がることもあります。
毛嚢炎の代表的な原因は「カミソリ」や「毛抜き」による脱毛なので、心当たりのある方はニキビと間違えないよう注意です。
まぁ治す方法は、先ほど紹介したニキビと同じ感じでよくて、軽いものなら1週間くらいで治るのでそれほど神経質になる必要はないかなと思います。
いつまで経っても治らないようなら、色素沈着する可能性もあるので婦人科で診てもらうようにしましょう。
サイズが大きければアテローム
アテロームは「粉瘤」とも呼ばれ、デリケートゾーンだけでなくカラダのあちこちにできる硬いしこりのような腫瘍です。
特徴として、先ほどの毛嚢炎のように広範囲にいくつもできず1つだけ出来ます。黒ニキビのように、中心部分に黒い小さな穴が開いてることもあり、炎症を起こしたときに赤くなり痛みもでてくるようになります。
ちなみにアテロームが出来る原因は不明と言われています。
とりあえず自然に治ることはないと言われていて、放っておけばどんどん大きくなって治療しても跡が残るようになるので、早めに病院で診てもらうのが良いでしょう。
「ニキビ」か「他の病気」か見極めが大切
できもののサイズが大きかったり、広範囲だったり、ひどく痛みがあったり、かゆみが止まらないとかあれば、恥ずかしがらずに婦人科で診てもらうようにするのが吉です。
ニキビと思って下手に「オロナイン」とか「ビフナイト」を塗ってると、いつまで経っても治らないだけでなく悪化してしまう可能性があるってことですね。